アンドリス・ネルソンス 指揮
バーミンガム市交響楽団
(2010年6月2,3日 バーミンガム,シンフォニー・ホール 録音 Orfeo)
五月も終わりにさしかかりました。感覚としては今月はとことん長いようであり、今年の上半期はあっという間に過ぎたような矛盾する妙な感覚で時間、月日が過ぎてきました。自分のかかりつけの医院の待合に座っているとワクチンの問合せ、予約の電話がかかっているのがきこえました。今予約すれば七月の一週目とか言われているようで、これは年齢が60代くらいの場合のようでした。詳しいことは分かりませんが医院によって込み具合、最短で受けられる日程が違うようでした。そんな具合なので集団接種会場の方が早期に受けられるケースもありそうで、どうりで会場が混雑するはずだと思いました。夜のニュースでは大陸の大国ではワクチン接種会場でパニックのような騒動になっている映像を映し、それに比べて・・・と言っていました。まさかフェイクニュースではないでしょうが、インド変異株には日本以外も警戒しているようです。
個人的なクラヲタ・鑑賞の体内時計ではちょうど今時分は、チャイコフスキーの悲愴交響曲を聴きたくなってきます。昨年はこの感覚も狂ってしまい、完全に忘れていました。ちょうど中学生の頃にレンタル・レコードでカラヤン、ベルリン・フィルの悲壮とピアノ協奏曲第1番・リヒテル/VSOを聴いていたのが五月末で、なぜか赤痢かコレラかが流行し出して学校で集団検便を行ったので強烈に印象付けられました。全員順番に検査室に入り下半身を露出し、直腸の出口辺りをさらけ出して直接ガラス棒のようなものを接触させるというハードな検査でした。
作曲者の死因が通説ではコレラとなっていることも相まって、梅雨空と疫病を絡めて作品に対してもつい、うっとおしい環境をおもいがちですが、ネルソンスとバーミンガム市交響楽団の悲愴交響曲は濃厚さとは遠い、淡白な演奏なのでそういう個人的な因縁と無縁に純音楽的に鑑賞できそうなスタイルです。過去記事の中から今回のCDよりも合計演奏時間が短いものを並べると以下のようになります。複数あるスヴェトラーノフやポリャンスキー指揮の中には50分を超えるものもあるので聴いた印象もやはり違ってきます。このCDの表記では第4楽章はアダージョとなっていますが、スヴェトラーノフらとは違う表現です。
五月も終わりにさしかかりました。感覚としては今月はとことん長いようであり、今年の上半期はあっという間に過ぎたような矛盾する妙な感覚で時間、月日が過ぎてきました。自分のかかりつけの医院の待合に座っているとワクチンの問合せ、予約の電話がかかっているのがきこえました。今予約すれば七月の一週目とか言われているようで、これは年齢が60代くらいの場合のようでした。詳しいことは分かりませんが医院によって込み具合、最短で受けられる日程が違うようでした。そんな具合なので集団接種会場の方が早期に受けられるケースもありそうで、どうりで会場が混雑するはずだと思いました。夜のニュースでは大陸の大国ではワクチン接種会場でパニックのような騒動になっている映像を映し、それに比べて・・・と言っていました。まさかフェイクニュースではないでしょうが、インド変異株には日本以外も警戒しているようです。
個人的なクラヲタ・鑑賞の体内時計ではちょうど今時分は、チャイコフスキーの悲愴交響曲を聴きたくなってきます。昨年はこの感覚も狂ってしまい、完全に忘れていました。ちょうど中学生の頃にレンタル・レコードでカラヤン、ベルリン・フィルの悲壮とピアノ協奏曲第1番・リヒテル/VSOを聴いていたのが五月末で、なぜか赤痢かコレラかが流行し出して学校で集団検便を行ったので強烈に印象付けられました。全員順番に検査室に入り下半身を露出し、直腸の出口辺りをさらけ出して直接ガラス棒のようなものを接触させるというハードな検査でした。
作曲者の死因が通説ではコレラとなっていることも相まって、梅雨空と疫病を絡めて作品に対してもつい、うっとおしい環境をおもいがちですが、ネルソンスとバーミンガム市交響楽団の悲愴交響曲は濃厚さとは遠い、淡白な演奏なのでそういう個人的な因縁と無縁に純音楽的に鑑賞できそうなスタイルです。過去記事の中から今回のCDよりも合計演奏時間が短いものを並べると以下のようになります。複数あるスヴェトラーノフやポリャンスキー指揮の中には50分を超えるものもあるので聴いた印象もやはり違ってきます。このCDの表記では第4楽章はアダージョとなっていますが、スヴェトラーノフらとは違う表現です。
ネルソンス・バーミンガム/2010年
①18分46②7分44③08分41④10分43 計45分54
アシュケナージ・PO/2002年
①18分11②8分01③08分51④10分38 計45分41
フェドセーエフ・モスクワRSO/1991年
①18分12②8分14③08分23④10分06 計44分55
アシュケナージ・NHK/2006年
①16分57②7分25③08分37④09分51 計43分50
ネルソンスはショスタコーヴィチ、ブルックナーを指揮しても似たような印象、短い直線の部材を組み合わせて建設するような、簡潔でストイックな響きとでも言えば良いのか、独特の表現です。悲愴交響曲を聴いていると時々ショスタコーヴィチの作品のようにきこえる箇所もあり、この曲の場合は特に終楽章はあっさりし過ぎるとも思えます。
ネルソンスはショスタコーヴィチ、ブルックナーを指揮しても似たような印象、短い直線の部材を組み合わせて建設するような、簡潔でストイックな響きとでも言えば良いのか、独特の表現です。悲愴交響曲を聴いていると時々ショスタコーヴィチの作品のようにきこえる箇所もあり、この曲の場合は特に終楽章はあっさりし過ぎるとも思えます。
ネルソンス・バーミンガム/2010年
①18分46②7分44③08分41④10分43 計45分54
スヴェトラーノフ/1990年
①18分08②7分05③08分19④12分28 計46分00
フェドセーエフ・モスクワRSO/1981年
①19分05②7分47③08分33④10分54 計46分19
ポリャンスキー・RSSO/2015年
①19分23②8分48③09分41④11分04 計48分56
ポリャンスキー・RSSO/1993年
①19分38②8分35③10分00④12分11 計50分24
スヴェトラーノフ/1993年
①20分34②8分20③09分36④11分57 計50分27